7月28日(月曜日) サハグーンからエル・ブルゴへ18km

 

 

7:50サハグーンAlbergueを出発、

巡礼道沿いのサン・ロレンソ教会を見ながら街を出る。

 

国道N120を3kmほど歩くとcalzada・del・coto村新しい白い十字架の石碑が有る。

 

そこからBercianosの村までは幅2m位のきれいな巡礼道が真っ直ぐ延びている。

 

 

左側には高さ4m位のポプラ(ARBOLというらしい)の様な樹が10m間隔で植えて有り、

 

この間5kmは整備されたきれいな道であった。

 

Bercianos村から2、3日前から時々巡礼宿で会うポーランド人老紳士

(最後まで名前は聞かず)が50mほど前を歩いているので、

 

何も考えず同じ位のペースで歩く。        おかしい

 

知らぬあいだに黄色の”⇒”矢印が目につかなくなる。

 

5kmほど歩くと村が見えてきたのでここが今日の宿EL・BURGOかと思っていたら、

隣村のLas・Grnerasであった   どこかで道を間違ったのである。

 

 

その老紳士とお互い顔を見合わせて言葉は無く、笑顔を交わす。

 

はり自分自身気をつけなければ・・・・

 

 

ただ、そこから2km右側へ進むとEL・BURGOは先に見えていた。

 

EL・BURGOへの途中、自転車の紳士が声をかけてくる。神父なのだ。

 

「朝11:00にEL・BURGOでミサそして

 

12:00にLas・Granerasのミサの帰りだ」と言っている。

 

自転車荷台にある白菜を一つ取り出し私に持って行けと・・・・・・

 

重そうなのでNoGracias・・・・・

 

 

そして今度は前を歩くポーランド人に・・

 

彼はその白菜を受け取り、重そうに右手に持ちそして歩く。 

 

 

PM1:00 EL・BURGO着(約5時間)。

 

ここもきれいなAlbergueである300pts。       pm3:00ジョルディが着く。

 

彼は本当にいつものんびり、ゆっくりと歩いてくる。    彼は葬式関係の仕事らしい。

 

PM9:00からAlbergue前のBarでジョルディとビール、夕暮れの風が少し寒かった。

                

 

 

25090歩(18km)

 

 

 

 

 

7月29日(火曜日) エル・ブルゴからマンシージャまで21.6km

 

 

昨夜は風がきつく窓が開いていると寒かった

 

PM10:00頃までジョルディとビールを飲んでいた。

 

言葉はなかなか通じないが5日ほど会っていると気心が知れてくるので気分は楽だ。

 

 

朝7:45発いつも通り皆すでに出発している。

 

ジョルディが最後、私がその前に出かける。

 

晴天のなか最初の村Reliegosまで13kmを3時間ほどで抜ける

 

(この道も13kmの間、前日のARBORの樹が等間隔で植えてある

歩き易い巡礼道だった。)

 

 

最初の村ReliegosのBarで(コーラ、トルティージャ)昼食。

 

今日の予定Mansillaまではあと5km強。PM1:00頃までにはつけるだろう。

 

 

12:45MANSILLA・DE・LAS・MULASに着く。暑い。

 

Albergue(200pts受付の若者達は全員同色グリーンのジャンバーを着ている。

 

部屋は1部屋だけで2段ベッドが10ほど20人位が泊まれる)は街中に有った。

 

 

銀行に行き200ドル約30000pts両替をする。

今のところ必要はないがまだ当分スペインにいるので両替しておく。

 

中庭で皆団らんをしている。

 

Albergueを出て、すぐ近くのレストランでワイン、サラダ、骨付き肉ステーキ、

アイスクリーム、コーヒー(900pts)これは旨かった。

 

ただやはり1人でレストランには入りにくい。

東洋人が珍しいのか、一人で入ると皆こちらを見る。気にしすぎかもしれないが・・・

 

 

マーケットでレチェ1リットル、桃2個、キウイ2個、

パン6個入り、コーラ、ヨーグルト4個、これで650pts(480円)。

 

このMANSILLAは古い城壁に囲まれた街であり9:00頃からジョルディと

 

城壁を散策してBarでビールそしてサンダルも買う1800pts。

 

 

この旅をしてヨーロッパ中の人々がこの道を歩いているのが良くわかる。

 

ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、ポーランドetc。

同じ国同志の者はすぐに仲良くなり、Bar等で楽しく話をしている。

 

まだ一人も日本人はおろか東洋人にも会わない。

 

 

明日このジョルディはレオンからブルゴスの友達に会いに列車で行くという。

 

明日は早く(AM7:00頃には)出発しよう。時々ビデオが写っている。

 

時々だがテープクリーニングで直せるかも知れない。レオンで探せるなら買ってみよう。

 

 

ここで4日前カルディジャで2匹の犬を連れていたフランス人婦人が声をかけてくる。

これから車でレオンに行くという。

                

 

31000歩(21.6km)

 

 

 

 

7月30日(水曜日) マンシージャからレオンまで25km

 

 

朝6:30ここAlbergueで朝食が用意してあったカフェ・コンレチェ、パン。

何と泊まって200pts(160円)。信じられない。

 

朝6:50出発。最初の2時間は単調な国道を歩く。

 

レオンに近いせいか小さな町でも国道を歩かなければならない。

途中から右に入りほとんど国道に並行して歩く。

 

Puente・Castroに入ったのが10:40位。 ここはレオンの入口。

 

Torio川にかかる橋を渡り、レオンに入る。

 

”⇒”黄色の矢印ペイントが所々歩道に印して有ったので迷わず歩ける。

 

巡礼のためのインフォメーション小屋が有り、

受付彼女は日本人の友達が2人いると言っていた。

 

地図をもらいレオンで2カ所有るAlbergueの内カテドラルに近い方に行くことに決める。

 

こちらのAlbergueは床にマットを引いて寝袋。

もう1つの方はベッドが有るとのことだがカテドラルまで20分近くかかるという。

 

このAlbergueは前に広いサンタ・マリア広場が有り、噴水、古い教会が有る、

AM11:00着。

 

AM12:00でないと門が開かないので表で待っている。

 

中に入ると広い体育館(平均台がある)が有り、積み重ねて有るマットをとり、

好きな場所に敷き寝るのだ。優しそうな受付婦人だ。

 

とりあえずPM1:30にカテドラルが閉まるのでシャワーもせず出る。

 

道がすぐわからず,SAN・ISIDOROとガウディの建物(現在は貯蓄銀行)を通り

カテドラルに着く。

 

このカテドラルは凄い。     外からでも感じる。

 

中に入ると何と表現したらよいかわからず、

これ以上大きな教会はヨーロッパにいくらでも有るが、

ステンドガラスこれには まいった

 

スコットランドのヨーク教会の黄色のステンドグラス、

フランスのシャルトル教会の青色のステンドグラス、

フランスパリのサンジェルマン教会のステンドグラス等も見たが、

 

 

レオンのカテドラルのそれは物の本に書いてある様に凄かった。

 

閉門まで座っていた。またPM4:00から開くのでもう一度行ってみたい。

 

カテドラル前の大通りのBarでジェシスに会う、

彼とも1週間ほど前から時々会っていたがここ3日ほど見ていなかった。

私より1日早く進んでいたのだ。それがレオンで2泊したためまた再会となった。

 

子供の神学の教師だったと思う。そこで食事を一緒にする。

 

彼の宿屋はカテドラルから1分のペンシオン1700ptsとのこと。これも安い。

 

明日はVILLDANGOSに行くという。

 

PM5:00ビデオのクリーニングテープを探しに行くがどこにも無い。

SONY等のサービスショップが有ると言うので20分ほど歩いて行くが

閉まっていたのであきらめる。

 

もう一度レオンのカテドラルへ。

 

夕陽が差し込む西のステンドグラスが実にきれいだ。  ジョルディに会う。

 

彼はもう一つのAlbergueに泊まったみたいだ。

 

 

カテドラル前Barで2人で飲んでいるとエレナーとイニーゴが来る。

 

彼、彼女は7/27SAHAGUNで言付けを書いてくれた夫婦で、

もう会えないと思ったらここで再会する。彼等もレオンで2泊したため会えたのだ。

 

 

前述(7/24)のスサナー、ジョキンの二人もレオンに滞在、昨日出発したとのこと。彼等も再会を喜んでくれている。

 

 

ジェシス、ジョルディとカテドラル内の回廊がPM7:00まで

見せているというので行く。(250pts)見応えのある回廊であった。

 

 

その後、サン・イシドロ教会へ・・・・・

 

ミサ中であったが10人ほどの巡礼者が案内付きで行くと入れてくれ、

ロマネスク天井画を見る(最後の晩餐、1月~12月までの仕事等の天井画)。

 

サン・マルコスへは行けず。

少し楽しみにしていた日本人観光客には会えなかった。

 

明日の朝、また、道を歩く、橋の手前にサンマルコスが有るので行ってみよう。         

           

 

35700歩(25km)

 

 

 

 

 

7月31日(木曜日) レオンからビリャダンゴスまで23.8km

 

 

朝このAlbergueの中庭で朝食の用意がしてあった。

 

テーブルに大きな容器で温かいミルク、それにパン、

自由に飲みなさいということ有り難い。

 

8:50出発。カテドラル、サン・イシドロ教会前を通って

パラドールサン・マルコス受付でスタンプを頼む。

しかし、このサン・マルコス、昔は巡礼者の宿だったのに今は最高級国営のパラドール。

 

今までで一番愛想が悪い親父だった。      皮肉なものだ。

15000pts~20000pts高級化されていて、

 

巡礼者は迷惑なのかも知れない。

 

サン・マルコス橋を渡り、国道120を歩く。

 

San・Miguel・del・Caminoまでは良かったが、それ以後急にペースが落ちる。

荷物が重く肩に掛かる。足の裏側が痛い。

 

それ以後の7kmで3時間位はかかっているであろう。休み休みである。

 

Villadangosの手前1kmガソリンスタンド自動販売機で

ファンタオレンジをスタンド横の木陰で飲む。旨い。ここでも30分以上は休んでいた。

 

 

VilladangosのAlbergueは村の入口にあった。

 

外景も内部もなかなか良い洒落た一軒家で庭が前後に有る。

ただ窓が大きいため、今、西日が部屋に入り込みこれが暑い。

 

10部屋ほどに区切って有り一部屋3段ベッドが2つ有る。

台所、シャワー等はいつもながら完備である。300pts。

 

 

イニーゴ、エレナ、ジェシスが待っていてくれて、

すぐにAlbergue前のレストランへ・・・・900pts(750円)。

ワインもコーヒーもアイスクリームも付いてである。

 

しかし今日はこの1ヶ月間で何か一番疲れたような気がする

。途中で道を間違えたせいもある。        

 

彼等と聖ヤコブ教会や周辺を散策、

スーパーで夕食の食材を購入する。(一人分250pts)

 

そして彼等は今、食堂でPM9:30位からサラダ、スパゲッティ等を作ってくれている。

 

私は庭で待っていろと言うので椅子に腰掛け気持ち良く読書。

 

楽しく食事した後、私の役目、食器の後かたずけをする。

ジェシスは今日が誕生日との事。

 

 

夜11:00位から星が見えてくる北斗七星がきれいだ。

 

あちこちから虫の音が聞こえてくる。

 

                            33170歩(23.8km)

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